【イチジクの栽培日記】寒害に遭いました。幼木は休眠期に入るのが遅い

こんにちは!「いちじくびより」です。2022年12月7日朝8時頃。外に出ると車のフロントガラスが凍っていました。気象庁の観測データを確認すると最低気温はなんとマイナス0.7℃。

「これってイチジクやばいんじゃ…。」

急いでハウスに向かうと前日まで青々としていた姿はなく、葉はただれ、頭を垂れるように萎れていました。

凍害全体
凍害被害後のイチジク(幼木)の様子(※)

※黄色い花はコンパニオンプランツのクロタラリア

凍害ただれ
凍害によりただれた葉っぱの様子

3日経過しても、朝昼晩、症状は変わりません。残念ですが、今シーズンの回復は望めないでしょうね(´・ω・`)

イチジクの耐寒性はマイナス10℃と言われていますが(桝井ドーフィン)、それは休眠期に入った成木の話。休眠期前の幼木ではマイナス2℃で完全に枯死する実験データがあるので、氷点下の状況下、部分的に枯死し始めているのでしょうね…。

枝全体の葉が萎れた樹はきっと根がやられたかな。水分を含んだ土が凍ったのかも。

凍害萎れ
枝全体に葉の萎れがあり、根に被害がでている可能性がある

毎日「tenki.jp」で最低気温は確認していたんですけどね。もう信用しません。先日訪問させていただいた農家さんは海外の気象データを参考にされていました。調べ方がわからなかったので来年から利用しようと思っていたところでした。

マクロで圃場をピンポイントで指定してデータを自動で抜き取る仕組みを作って管理してやるっ!!(;O;)・・・たぶん。

ちなみに井戸も水が凍ってしまい、出なくなっていました。調べてみると冬場は凍って塩ビ管や鋳物の部品は割れてしまう可能性があるため、管内の水を抜く作業(水落とし)が必要とのこと。

色々と良い教訓となりました。

来年は栽培2年目の年。来年に活かしたいです。

反省

  • 幼木は休眠期が1カ月以上遅くなるので、可能な冬の準備(敷き藁等)を早めに行う
  • 気温が下がる日が近いときは絶対に灌水は行わない
  • 気象データはヤフーなどを国内データを参考にしない
  • 灌水設備も「水落とし」などの対策をする

 

来年、無事に元気に育つことを願うばかりです。

凍害ただれ
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