【イチジクの管理】イチジクをたくさん収穫したい人必見!節間を短くする方法とは

(写真は後日更新予定です)

こんにちは!「いちじくびより」です。今回はテクニック的な話になりますが、収穫量を増やす方法のひとつに「結果枝の節間を短くする」という方法がありますのでご紹介します。

節間が短くなると多収になる理由

「結果枝の節間を短くする」とはそもそもどういう意味なのでしょうか?イチジクは一節に一つの実がなります。また、人が収穫できる高さにも限界があります。収穫ができる高さまでの節間の数が最大収穫可能数とりますので、節間が短ければ短いほど着果数が増え多収につながる、というわけです。理想的な長さは5cm以内となります。

用語説明

  • 結果枝とは

結果枝(けっかし)とは、イチジクがなる枝のこと。

今年摘果して、来年は立派に樹に育てよう!
実がなる枝を「結果枝」という。
  • 節間とは

枝の節と節の間の長さのこと。

 

節間を短くする方法

昼夜の気温差で節間の長さが変わります。気温差が大きいと節間が長くなり、気温差が小さいと短くなります。具体的には日中の温度上昇の影響を抑え、夜間は気温が下がりにくい環境で栽培する管理が必要になります。そこでどのような管理の方法があるか筆者は考えました。未実証なためあくまで参考程度にお願いします。

①湿度を高く保つ

小さなハウスなどがあることが前提ですが、湿度を70~80%に保つことで日中の温度変化を緩やかにすることができます。また、こちらはおまけですが、湿度を高く保つことで葉焼けやハダニの発生を防ぐことができます。

②日中は半日蔭の明るい場所で保管する

日中の気温上昇の影響を直接受けないように、太陽の日差しが直接当たるような場所ではなく、反日蔭、もしくは朝方だけ日差しがあたるようなところで保管して管理します。特に夏場の強い日差しからは

③夜間はハウスなどで保管する

昼夜の気温差が特に大きい春先や秋口において効果的かと思います。日中に暖められた空気で保温されているハウス内に移動させることで、昼夜の気温差を小さくします。

補足事項

肥料の窒素分が多いと徒長した成長となり、節間が長くなります。肥料の与えすぎはやめましょう。

他にも節間を短くする方法はあるが、、、

肥料分で窒素量を極端に少なくしたり、灌水量(水やりの量)を減らすことでも節間が短くなります。ただし、筆者はお勧めはしません。なぜなら、着果量が減ってしまったり、着果した実が途中で落下してしまう可能性が高くなるからです。プロの農家さんが経験に基づいた「勘どころ」にて行うことはあるかもしれませんが、家庭菜園では、適切な施肥と灌水にて栽培するのが一番です。

 

以上です。「いちじくびより」でした。

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