こんにちは!「いちじくびより」です。昨年挿し木したビオレソリエスの苗木たち。昨年の秋に実家の庭の畑に仮植えしたのですが、どうもサツマイモネコブセンチュウの密度が高ったらしく、今年の春に掘り上げた際は根のいたるところに、コブが見受けられました。
今年の春から畑が借りられることになり、果樹苗販売業者に発注していた苗木を一部返品することになったため数が足らず、畑に仮植えしていた苗木をあてにしていたため、本当に残念な気持ちになりました(^^;
結局、1反分の植え付けを諦めて始まった就農生活なのですが、コブのついていた苗は捨てるのがもったいないので、捨てずに根っこを切って栽培することにしました。
今回はそんなビオレソリエスの当時の対応と今をご紹介していきます。
対応手順
根が寝ている休眠期(12月から3月)の間に行います。処理の方法はいたって簡単で、根を洗って、切って、新しい土に植え替えるだけです。
①土を落とし、綺麗に洗って、根を切る
根にコブが残らないように、カットします。このとき、思い切って根を切っていきます。写真にはありませんが、全ての根をほぼカットして棒きれのようにしても枯れることはなく、発芽発根したのを確認しています。
②新しい土に植え替える
根をカットしたら植え替えを行います。根が少ないため、小さめのポッドでも大丈夫です。土は新しいものを使用してください。
3月の様子
乾燥に注意して、たまに水をあげます。挿し木の管理に似ています。
5月の様子
元気に葉が展葉しました。ネコブセンチュウの影響は排除できたかな、、、?
7月の様子
一部、葉が黄色くなり、落ち始めるものや枯れるものがではじめました。
6月は急に暑い日が続いて、水やりも行わず、雨に頼っていたからかもしれません、、、。ですが、サツマイモネコブセンチュウに汚染されている根は乾燥しやすくなり、水切れをおこしやすくなるため、サツマイモネコブセンチュウの汚染が残っている可能性も否定できません。
根を確認してみました!
枯れていた苗木の中を確認してみました。根が伸びてこなかっただけのようです。
結論
しっかりと根のコブを除去すれば対処できそうです。今回植え替えるとき、実は、節約のため、昨年イチジクの苗木を育てていた古い土を再利用してしまっていました。土の中に古い根が残っていて、そこにネコブセンチュウがいることがあり、本当はよくありません。みなさんが行うときは新鮮な新しい土を使ってくださいね。