筆者の圃場にて「立ち枯れ」の疫病がでてしまい、その後の経過観察の記録です。前回の記事はこちらから確認してください(時系列修正済み)。
症状悪化:2022年9月21日
恥ずかしながら、これは筆者の失敗談になります。大型の台風14号が接近していたため、前日にハウスの窓をすべて締め切っていました。
翌日、台風が過ぎ去り、気温が低かったため(どちらかというと寒かった)、この日は近場の露地を確認したあろ、午後からハウスに向かいました。
これが大失敗でした。ハウス内は高温多湿の状態となっていて、ほぼすべての樹の芽で高温障害がでていました。
疫病が出ていた樹はというと…、疫病がでまくってました!
仕方なく、葉は先端の元気なものだけを残し、実は樹の負担を減らすためほとんど摘果しました。
しばらくこのまま観察します。
なぜ樹を抜かないのか?
本当は抜いたほうがいいと思います。苗木を植えて1年目ですし、来年植え直す分にはそんなに大きな損失はありません。土中の水分や根を通じて拡がるおそれがあります。
ではなぜ抜かないのか?
それは「株枯病の可能性も残っており」病気を見極めたいからです。
今回は地際部が褐色で湿り気があり溶けていたため「立ち枯れタイプの疫病」と判断しましたが、ルーブル電子図書館によると「株枯病」の菌と両方発見されることも多いとあり、万が一「株枯病」の場合は同じ出処の苗木に注意が必要になるためです。
「立ち枯れタイプの疫病」は発病後、約1カ月で枯死しますが、薬剤による処理と乾燥気味に管理することで病状の進行が止まることがあります。
それに対し、「株枯病」は発病後、約2~3カ月で枯死し、病状の進行が止まることはありません。
休眠期を迎えるまでに枯死せずに葉の萎れ症状が治まれば、今回は「立ち枯れタイプの疫病のみ」と判断できそうです。
次回の経過報告は10月初旬頃の予定です。更新記事はこちらにリンクをはる予定です。
最後に
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