【閲覧注意】秋の米ぬかに群がる気持ちわるい虫。害はあるの?

秋になり新米が食べられる季節になりました。最近は玄米を直接農家さんから取り寄せて、食べるときにコイン精米所で精米するご家庭や、小さな精米機を自宅で購入して精米するご家庭が増えているそうです。

そして、精米の時にでる「米ぬか」は農家さんが使う肥料としてもとても人気で、筆者も畑で使用する米ぬかを求めてコイン精米所を回ってきました。

ですが、やはり虫の中にも米が好きな虫もいるため、気がつくとせっかくもらってきた米ぬかに虫がわいてしまっている、なんてこともよくあります。

皆さんの中には虫が苦手というかたも多いと思います。筆者も得意ではありません。

今回は害虫…、栽培という観点からすると害虫ではないのですが、そんな米ぬかに集まりやすい虫を紹介していきます。

食べるわけではありませんので悪い虫ではないのですが、やはり気持ち悪いですよね。米ぬかが大好きな虫についてまとめてみました(青文字はリンクあり)。

米ぬかが大好きな代表的な虫たち

  • ノシメマダライガ(成虫・幼虫)
    精米所の扉(ぬか側)を開くと飛んでいる小さな蛾です。幼虫はぬかを食べますが、白いイモ虫で見た目はうじ虫にそっくりです。虫よけにトウガラシを入れてみよう考えましたが、調べてみると、なんとトウガラシも好物なので食べられてしまうとか。そして、さらに驚くことに、この虫はチョコレートも食べるそう、、、。チョコレート工場の害虫なんだとか。食通な虫さんですよね(笑)幼虫は吐いた糸で巣を作りますので、クモの巣のようなものが天井から垂れ下がっていることがあります。米や小麦粉にも卵を産み付けるので、家の中で見つけたときは食品の管理状態を今一度確認してください。農研機構のサイトで確認することができます。

 

  • ノコギリヒラタムシヒラタコクヌストモドキ
    見た目が似ているので見分け方については省略します(笑)どちらも成虫、幼虫ともに米ぬかや米粉を食べます。成虫は3mmほどの茶色の甲虫みたいな虫です。また、幼虫は白く細長いイモ虫のようですが、足が6本あり、這って進むのではなく、歩いて動きます。ヒラタコクヌストモドキの幼虫の見た目はミールワームに近いです。米も食べるため、家の中に持ち込まないようにしたいですね。

虫が湧いた米ぬかは畑に使用できるのか?

基本的に、人体や植物へ害のある虫ではありませんので、そのまま畑に使用することが可能です。

有効的な対策は?

太陽の光が苦手ですので、お日様の元、風通しの良いところで天日干しをしてください。虫たちは逃げていきます。お米に沸く虫の多くは20度以上で卵から羽化するため、温度の低いところで保管することで増えることを防ぐことができます。

 

今回は以上です。米ぬかは安くて手軽な肥料の一つ。畑や家庭菜園で取り入れる場合は少量ずつ取り入れるようにしましょう。そうしないと虫がわいてしまいますよ。それでは良いグリーンライフをお過ごしください♪

 

参考出典;農研機構

ノコギリヒラタムシ
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