9月になり、イチジクが美味しい時期になりましたね!この時期のイチジクは8月のもの比べ、少し小ぶりになりますが、甘みも風味も増し、本当の意味での旬を迎えたと思います。
今回は「イチジク(生)の栄養素」を調べてみました。文部科学省の【日本食品標準成分表2020年版(八訂)】を参考にしています。
イチジクの栄養素の特徴
ビタミン類・ミネラル類・食物繊維などをバランスよく含んでいるのが特徴です。
意外なことに、100gあたりのカロリーはりんごとほとんど同じですが、ミネラル類、ビタミン類、食物繊維と、多くの点でイチジクのほうが栄養素の量が高いことがわかりました。
さすが不老長寿の果物!
なお、記載されているイチジクの成分量は廃棄率15%とあるため、皮の部分を除く可食部分であると思われます。
バナーネやビオレソリエスのように、皮ごと食べれる品種は摂取できる食物繊維の量も増え、上記一覧にはありませんがポリフェノールなどの栄養素も摂取できると予想します。
主な栄養素(皮なし・可食部100gあたり)
イチジクの栄養素一覧です。わかりやすいようにりんご(皮つき・生)と成分を比較しています。
いちじくが勝っているものについては赤のマーカーを、りんごが勝っている成分については黄色のマーカーを引いています。同じ成分量の場合はマーカーは引いていません。
イチジクの栄養素
- ・エネルギー:57kcal(りんごは56kcal)
- ・たんぱく質:0.6g(りんごは0.2g)
- ・脂質:0.1g
- ・炭水化物:14.3g
- 脂肪酸
・飽和脂肪酸:0.02g(りんごは0.04g)
・一価不飽和脂肪酸:0.02g(りんごは0.01g)
・多価不飽和脂肪酸:0.05g(りんごは0.08g)
- ビタミン
・βカロテン:15μg(りんごは22μg)
・ビタミンD:0μg
・ビタミンE:0.4mg
・ビタミンK:3μg
・ビタミンB1:0.03mg
・ビタミンB2:0.03mg
・ナイアシン:0.2mg
・ビタミンB6:0.07mg
・ビタミンB12:0μg
・葉酸:22μg
・パントテン酸:0.23mg
・ビオチン:0.4μg(りんごは0.7μg)
・ビタミンC:2mg(りんごは6mg)
- ミネラル
・ナトリウム:2mg
・カリウム:170mg
・カルシウム:26mg
・マグネシウム:14mg
・リン:16mg
・鉄:0.3mg
・亜鉛:0.2mg
・銅:0.06mg
・マンガン:0.08mg
・ヨウ素:0μg
・セレン:0μg
・クロム:Tr
・モリブデン:4μg - 食物繊維:1.9g
(・水溶性食物繊維:0.7g)
(・不溶性食物繊維:1.2g)
一日の推奨量は200g
イチジクの重さは一個当たり100g前後のため、一日2~3個を目安に食べると良さそうです。毎日の食事にイチジクを加えることで、手軽に食物繊維の不足分を補うことができそうですね。
【参考】リンゴ(皮つき・生)の栄養素
- エネルギー:56kcal
- たんぱく質:0.2g
- 脂質:0.3g
- 炭水化物:16.2g
- 脂肪酸
・飽和脂肪酸:0.04g
・一価不飽和脂肪酸:0.01g
・多価不飽和脂肪酸:0.08g - ビタミン
・βカロテン:22μg
・ビタミンD:0μg
・ビタミンE:0.4mg
・ビタミンK:2μg
・ビタミンB1:0.02mg
・ビタミンB2:0.01mg
・ナイアシン:0.1mg
・ビタミンB6:0.04mg
・ビタミンB12:0μg
・葉酸:3μg
・パントテン酸:0.05mg
・ビオチン:0.7μg
・ビタミンC:6mg - ミネラル
・ナトリウム:Tr
・カリウム:120mg
・カルシウム:4mg
・マグネシウム:5mg
・リン:12mg
・鉄:0.1mg
・亜鉛:0.1mg
・銅:0.05mg
・マンガン:0.04mg
・ヨウ素:0μg
・セレン:0μg
・クロム:0μg
・モリブデン:1μg - 食物繊維:1.9g
(・水溶性食物繊維:0.5g)
(・不溶性食物繊維:1.4g)
最後に
以上、簡単にですが、イチジクの栄養素についてでした。最後までご覧いただき、ありがとうございました。