7月のイチジクの作業をまとめています。6月に引き続き、簡易的になりますがご了承ください。リンク付けされている項目は青文字になっています。
7月のイチジク
新梢はさらに勢いよくのび、枝や樹が太り始め、全体的に充実してきます。6月と7月はイチジクにとって非常に重要な時期で、この時期にしっかりと葉と枝を育て、しっかりと光合成が行えているかどうかが8月以降の収穫の出来に左右してきます。8月や9月の長雨で一時的に収穫が落ち込んでも、この時期に蓄えた栄養を使って、その後の回復が良いです。余計な枝は間引き、葉や実に光がしっかりと当たるようにしましょう。ただし、8月の猛暑日のような日が連日のように続くと根は休眠に入り、新梢の伸びはいったん止まります。新梢はしっかりと支柱に固定しないと、台風が来た際に折れてしまうので留意してください。
必要な作業
- 夏季剪定(長く伸びた新梢の頂芽を取り除いて、新梢が伸びるのを止める)
- 誘引(6月に続き、新梢の生育に合わせて行う。しっかり行わないと台風などの強風により折れてしまう)
- 間引き剪定(風通し、光合成確保)
- 追肥(6月に忘れ、生育が良くない場合)
- 除草(アザミウマ対策にもなる)
- みずやり(土の乾燥や気温の高い日に気を付けて、ほぼ毎朝行うで良いが、根腐れに注意。)
- 収穫(夏果)
病気や害虫の対策 など
病気
- 疫病(雨が降った翌日で、気温が上昇した日は特に注意)
害虫
- カミキリムシ
- ハダニ類
- イチジクヒトリモドキ
- アザミウマ
その他注意すべき事項
- 高温障害(上部の葉が丸まり、葉先が茶色く枯れる)
- 水枯れ(上部の葉が丸まり、葉先が茶色く枯れる。すべての葉が突然枯れて落ちる)
挿し木苗の管理
- 水ぎれを起こさないように注意。
- 新梢が伸びてきたら、支柱を立てて、まっすぐ上に伸びるように支える。
以上、いちじくびよりでした。